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私より全然短い忍さんの髪はすぐに乾き、数分で乾きたての柔らかい髪になった。
少し鼻先で匂いを嗅ぐと、いつものシャンプーのいい匂いがした。
「人にしてもらうのも気持ちいいですね」
「ドライヤーですか?」
「うん。手で梳いてもらうのも気持ちよかった」
私の方を振り向いた忍さんの顔は、今にも寝そうな顔してる。
時計を見ればもう、もう真夜中だ。
眠くなって当たり前かも。
...興奮しているのは......私だけだ。
忍さんは右腕を上げて後ろにいる私の顔を引き寄せると、軽くちゅっとキスをした。
「乾かしてくれたお礼です」
トロンとした目で私を見つめてキスをしてきたこの人。
私だけ興奮状態がマックスで継続中だ。
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