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忍さんは私には無いけれど、ある人にはある谷間の位置に頬をつけ、動きを止めて少し考えてくれた。
「私も喜怒哀楽はありますから。
何かあれば怒りもしますよ?」
「なんだか...想像できないです...って!やっ!!」
「そう?」
指先で軽く小さな膨らみをツンツンされた。
うー...完全に遊ばれている...
「た、例えば??」
遊ばれているのを頑張って耐えて聞いてみた。
だって気になる。彼がどんなことで怒るのとか知りたい。
「そうですね...例えば...」
「例えば...」
しっかりと手のひらで包み込まれ始めちゃったから、意識が虚ろになってきた。
息遣いが荒いのは私だけってちょっと恥ずかしい。
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