sweet.4

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「............」 無言になってしまった。 口の動きは止まっても、手の動きは止まっていないけれど。 「例えば、何、ですか?」 「ここ、いい?」 「もっ...!!」 ズルイ、ズルイ。 もうすでに私の身体を知り尽くしてる忍さんは、指でわざといつもより早く感じるところを攻め立ててくるみたい。 わかる...誤魔化そうとしてる。この人。 「忍さん...ずーるーいー...」 恨みをこめてたっぷりと。 状況に似つかわしくない、低い声で言ってやった。 いつも私が感じているか確認するために上にある表情は、申し訳なさそうに微笑んでいた。 「すみません」 謝るなら教えてくれたっていいのに... もうそんな反抗が出来る余裕は残っていないけれど。
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