sweet.4

21/23
前へ
/476ページ
次へ
ぎゃぁぁぁぁ...!! っと、叫びたい衝動に駆られる。 いつもだけど、忍さんからの...好きな人からの「可愛い」って言葉はどれだけ年月を重ねてもきっと特別なものだ。 その証拠に心臓のでんでん太鼓が大太鼓にレベルアップした。 「顔、真っ赤」 フッと笑うとかぶりつくようにキスをされてしまった。 もう完全にさっきの疑問は流されちゃった。 例えでも言ってしまっては失望させるかも...とか言っていたけれど、願わくば私と同じような理由であったら嬉しいな。 私が私とは違う女の人と一緒の時間を過ごす事にヤキモチを妬いたように、忍さんもそうなってくれたらって。 ...でも日頃穏やかな分、本気で怒ったら相当怖そうだな... 凄く綿密に仕返しの計画とか立てそうだ...っと忍さんの息する暇も無いくらいのキスに応えながら、そんなバカなことを考えていた。
/476ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3669人が本棚に入れています
本棚に追加