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「何で忍さんが謝るんですか??」
何か昨日謝られるようなことあったっけ?
昨夜の事を寝ぼけた頭で思い出そうにも、特に何も思い浮かばない。
というか、今はこのまま忍さんのパジャマの生地に埋もれていたい。
「昨日、先に寝てしまったでしょう?」
頭上からは申し訳なさそうな声が聞こえてきた。
いつもこう。
先に寝ちゃった日の朝は必ず謝ってくる彼。
忍さんらしいと言えば忍さんらしいけれど。
「お仕事で疲れてるんですもん。
しょうがないですよ」
「でも、ここのところほぼ毎日ですよね?
本当にすみません...」
「私なら大丈夫ですよ??」
「ですが...」
と、毎朝こんな感じ。
この会話、いつから繰り返しているだろう?私達。
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