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あっ、私でよかったんだ。
1人でその喜びに悶えながら、しっかりと抱きとめてくれている彼の胸元に頬を摺り寄せた。
...お土産のお菓子は潰れない様に気をつけながら。
「凜、食事は?」
「あっ、用意できてますよ?食べますか?」
「いや、そうじゃなくて。
もう食べました?」
「私はまだですよー。一緒に食べようと待ってました!」
「...またそういうことをする...
先に食べててもいいと、いつも言っているでしょう?」
「ん~...でも、私が一緒に食べたいんです。
1人で食事も...」
という所で口ごもってしまった。
「寂しい」
という言葉は私の中でNGワードにしている。
だって、あまり連呼したらきっと忍さんを心配させちゃうと思ってるから。
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