sweet.1

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「……えへへ」 誤魔化す為に笑ってみても忍さんにはきっとバレバレで、顔を見上げると困った様に笑っているだけだった。 「じゃあ、先に食事にしましょうか? きっとお腹を鳴らせて待っていたんでしょう?」 これもバレてる! 咄嗟にお腹を押さえてしまった。 もしかしたら抱き合っている時、お腹が鳴っていたのかな? 私から腕を離すと、少し肩を震わせた忍さん。 「お、お腹…鳴ってました?!」 「….…いえ、大丈夫ですよ」 やってしまった。 またいつもの自爆だ。 このすぐ騙される性格、何とかしないと… いろんな意味で顔を赤くしながら忍さんに背中を押してもらい、二人でリビングに向かった。
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