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そうだ、それで俺は寝てしまって………?
寝た、本当に…?
それではこの状態になってる今がわからない。
どう考えたって事後だろう、あれは。
あー、ダメだわかんねぇ。
あれから何があったってんだよ。
なんかクスリでも盛られたかぁ?
そうして尭無にメリットはあんのか?
あぁ、頭痛くなってきた……。
頭痛を自覚すると自分の身体の状態を認識した。
下着すらつけてないこの状況で一人考え込んでるとか変態過ぎる。
視線を巡らすも俺の着てたスーツは見つからない。
仕方なくシーツを腰に巻き立ち上がった。
が………。
立ち上がった瞬間、キーと高い音が耳元で鳴り、少し痛む程度だった頭痛がガンガンと猛威を振るった。
目の前はチカチカと緑色に染まり、体を支えきれなくなる。
倒れ込むようにベッドに横になり、腕で瞼を塞ぐ。
立ちくらみはよくあるけどここまで酷いのは初めてだ。
うーとかあーとか意味のない呻き声を漏らしながら波が去るのを待つ。
一体どれ程そうしていただろうか、ガチャリ、というノブを回す音が聞こえてはっとした。
「先生…?
大丈夫ですか?」
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