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あー、皆さん。
アローが何故、怒ってるか知りたいかい?
アローはね…………十字架と顔を傷付けるのが大嫌いなんだ。
……数分前の俺を十字架でぶん殴りたい。
アロー〉「痛いのと気絶すんのどっちがいい?」
どっちも嫌に決まってんだろっ!?
俺を何だと思ってんだよ?
アロー〉「……安心しろ、直ぐに気持ち良くなる。」
あぁ、これが俺じゃなくて……
可愛い僕っ子の泣き虫君とか、ツンデレのメガネ君だったらなぁ……
萌えない。
直樹〉「……をくれ。」
アロー〉「はぁ?」
直樹〉「そんなことする暇があるなら、萌えをくれェエエエエッ!!!」
アローが瞳孔を開き、酷く驚いている顔をして俺を見た。
そして、俺はその隙にアローの顎に頭突きを食らわせるとお気に入りのヘッドフォンとカメラ、スマホを持ち部屋を飛び出た。
直樹〉「……萌えを探す旅に出るか。」
俺はそう呟きながらとりま、アローに追いつかれないように早めに家を出て適当に街へ向かった。
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