なんでもない現代の日常

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「他人の嫌がる事をするな」 「迷惑をかけるな」 「支えられているなら感謝を忘れるな」 …………兄さん、こんな人だったんだ 「食事は他の生き物から支えられているという事を忘れるな」 「食べずには生きられない人間は誰かの支えで生きている事を忘れるな」 「食べ物は残すな」 ………何の話してたんだっけ? 頭がボーッとする… 「俺はお前に支えられている、感謝している」 ……恥ずかしい台詞 …だけど嫌な気分じゃない 部屋に戻ろうとする兄さんは去り際に 「質問の答えは、俺のルールにそんな尺度はない」 ………そっか… ボコボコにされたまま、倒れていると鳩が薬を置いていった 去り際にホロッホーと呟く 「……うん。私も嫌いな考え方じゃない」 答えた私に驚いて振り向いた鳩と一瞬目が合った ……………… 朝になり枕の横にはお笑い番組DVDとチョコレートが置いて合った 勿論DVDプレーヤーは持って無い DVDを棚に飾り、チョコレートを口にしながら学校へと向かう 甘さより痛みが口に広がっていく 机に座りジャージをセットする 何故か他人の目が気にならなくなった かかる火の粉は撃退しよう… あとは別に…いいや ……Zzzzzz クラスメイトに囲まれながら話すミハルの馬鹿話の声で目を覚ます 懐かしい夢を見た… 心地良い眠りから雑音で現実に戻されていく… 「…………店員さんがサイズ図ろうとしたら、あからさまに息を吸い込んでるの♪………あの?それでは正確なサイズが測れないのでってw♪w……そしたら…すました顔で何がですか?ってwww♪ツムたん息止めてるから声が……でさぁ……♪」 「鳩胸キタ━(゚∀゚)━ワロス!」 昼休みはもう少しで終わり …ミハル、ユキジ…あとで殴るから
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