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★明くる日の昼休み★
今日もジャージ枕が気持ち良い
ふと目を覚ますと人様の下着が目に入る、机に座りながらピヨピヨ話すクラスの女子達
女子校ならではの光景であるスカート文化の怠慢の象徴だ
ジャージ枕を涎で汚しながら聞こえてくる会話に少し耳を傾ける
「あたしの彼氏がさぁ……」
………彼氏かぁ
失恋した小さな胸がチクチクと疼く
年上はトラウマだ
同年代の男性には余り興味は無いが……彼氏の様な存在が欲しくないわけではない…
「……そしたら彼氏が家に来ないかって…」
…………マジか
それは、気まずくないか？
男性と二人きりで話す事は続くのか？
……トイレに行きたくなったらどうする？
コッソリ用を足した後で直ぐにトイレを男性が使おうとしたらどうするんだろう？匂いが消えるまで待つの？トイレに長居してたら………
頭の中で無駄にシュミレーションを繰り返す
「………一緒にテレビ見ながらソファーに座ってたんだけど…急に……」
ｺﾞｸｯ…
あ…生唾飲んだ音が響いたかな…
「ツムた～ん♪寝てる～？起きてる～？まぁ、どっちでもいいけど♪聞いてよ～♪コクにコーヒー牛乳頼んだのにカフェオレ買ってきたんだよ～！全然違うっつーの、コーヒー牛乳ナメんなよなぁ♪ツムも分かるでしょ～♪コクに注意してやってょ～♪また、ユキジがねぇ………」
………………………
「…………駅に着いたら、彼氏ったら…」
………………聞き逃した
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