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「っ、やぁ」
思わずあげた声は先生の癖を何倍も煽る。
「ああ、割れる割れる」
ククク、と、低く笑って
右手で上手くスライドさせながら
割れる、と言っているのに
左手で試験管をグラインドさせる。
「ああ門倉君、キミのファルスは本当に美しい」
スライドを続けながらも
人差し指だけを天辺で引っ掻くようして器用に動かし
「腰、振ってますよ?」
僕を辱しめる。
「また、膨らんだ」
「あっ、」
い、イクッぅ
飛び散った
白い花びら。
また、研究室の床を汚してしまった……
「ひ、ひぃ、ひゃあ、先生っ」
「何ですか?」
「はな、はなし」
ポキュン、恥ずかしい音と共に抜かれた試験管。
「これを溢さなかったのは誉めてあげます。
門倉君」
試験管を蛍光灯に翳しながら
ニヤリと微笑み
「や、いやぁ、も、離してっ」
イッタのに
擦られ続ける。
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