341人が本棚に入れています
本棚に追加
「…彰…ちゃん…?」
「…優菜」
彰ちゃんは私へ近付くとそっと、私を力強く抱き寄せた。
何で…どうして?
彰ちゃん…どうして?
「…今まで…ごめんな…」
「…ううん」
「…向こうでケリを付けるのに時間かかってな。…やっと…戻って来れた…」
彰ちゃんの抱きしめる腕の力が強まる。
苦しいよりも…胸がいっぱいで
私も彰ちゃんの背中へと腕を回してぎゅっとしがみついた。
最初のコメントを投稿しよう!