第2章

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ドリブルの音が響くこの体育館 私は今、つよく鼓動がなっていた …シュッ! 「おいおい藤岡!カットもっと回れ!」 浦田先生の鋭い指摘が入った 今日きたばっかりなのに、 今やり始めたばっかなのに、 シュートを見事に決めた西島君 …ほんとに、やってなかったの? 想像以上の結末に鼓動がさらに早くなっている …すごくかっこいい…。 そう、思ってしまったんだ 「集合」 浦田先生はひととおりのパス練を終えると、西島君含め部員を集めてミーティングを始めた 「はい、じゃあ今日はとりあえず西島はここまで、西島自身、まだ入るかは決めてないから、かんがえてもらうけど、」 若干浦田先生の顔が曇る …やっぱり部員より上回る結果を出した西島君は凄いけど 練習をずっとしてきている部員にも勝ってほしかった そう言っていた。 複雑な気持ちが入り混ざるミーティング。 日高もいつもと違う顔をしていた 「西島先輩、すごいですね」 「だよね」 「入るんですかね?」 「どうなんだろうね~、」 そして、ミーティングが終わった後も、練習は続いた、…。
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