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ドリブルの音が響くこの体育館
私は今、つよく鼓動がなっていた
…シュッ!
「おいおい藤岡!カットもっと回れ!」
浦田先生の鋭い指摘が入った
今日きたばっかりなのに、
今やり始めたばっかなのに、
シュートを見事に決めた西島君
…ほんとに、やってなかったの?
想像以上の結末に鼓動がさらに早くなっている
…すごくかっこいい…。
そう、思ってしまったんだ
「集合」
浦田先生はひととおりのパス練を終えると、西島君含め部員を集めてミーティングを始めた
「はい、じゃあ今日はとりあえず西島はここまで、西島自身、まだ入るかは決めてないから、かんがえてもらうけど、」
若干浦田先生の顔が曇る
…やっぱり部員より上回る結果を出した西島君は凄いけど
練習をずっとしてきている部員にも勝ってほしかった
そう言っていた。
複雑な気持ちが入り混ざるミーティング。
日高もいつもと違う顔をしていた
「西島先輩、すごいですね」
「だよね」
「入るんですかね?」
「どうなんだろうね~、」
そして、ミーティングが終わった後も、練習は続いた、…。
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