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「え、えー... っと、折角だし、お話ししたいなぁって」
俺の反応が予想外だったらしく、戸惑いが明白だ。
確かに見た目は中の上だし、世の中からすれば『かわいい』分類に入るのだろう。
だが俺をそいつらと一緒にされては困る。正直腹立たしい。
「私は貴方にお話しすることなどありませんよ」
「そんなぁ。ちょっとくらいいいじゃないですかぁ」
「... ... ... ... っ」
そう言って、俺の袖をわざとらしくぎゅっと掴んでくる。
思わず振り払いそうになってしまった。
最近イライラしていたせいか、俺の忍耐力は随分低下しているらしい。
やばい。
何かが切れたような音がする。
「... うざい」
「... ... ... ... え?」
ボソッとだがとうとう口に出てしまった。
俺はこの時、恐ろしいほどに冷めた目をしていたに違いない。
こうなってはもはや止まれなかった。
「貴方は自己陶酔されているようてすが、他の男と同じように私も落とせるとでも思っているのですか?勘違いも甚だしい。私は貴方に何の魅力も感じませんよ」
「なっ... ... ... 」
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