約束の裏事情4

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「おわり、を書き入れて、きもだめしを漢字にするかひらがなにするか、あるいはスルメイカだな、って」 「マジですか……」 「タイトルは作品の顔だからね。内容を考えて、最後しか出てこないスルメイカは却下したんだって」 「……別にいらねえ、そんな裏話」 「しかし相変わらずモラルから逸脱しない私たちだよねえ」 「続きは書かないくせに、本編の間の抜けてる時間を書くんだよな」 「要は私たちを書きたいんだよ、作者」 「……みたいだな」 「読者サービス、する?」 「……な、なに?」 「愛してるよ、将志くん」 「……俺も」 「って、作者から」 「作者からー!!」 「サービスにならないね。本気で何かする?」 「……発表できる範囲内でなら」 「じゃ、将志くんが脱ぎまーす」 「脱ぐか!! 言うなら武さんが脱げよ!!」 「靴なら脱いでもいい」 「武さんって、どんな色の靴下はいてるんだろう……って読者ドキドキするか!!」 「……しないか」 「……しないだろ」
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