第1章

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 既に荼毘にふされて、供養のかなった方々が、 埋葬されてるのが墓地です。これは解りますよね? だから、墓地に多くのオカルトですか?そういった、 場所、寺院があり、墓地があり、それを管理すると そういった僧職に身をおいている私達がいるので、  墓地=幽霊、人魂、骸骨、お化けって言われると 供養や日頃の管理が整っていないと思われるかと。 修行不足は当然としてもですね、そのような御仏を、 無視するような「感覚」というのは、本来ならば、 供養した寺や、まぁ、私は不勉強で失礼しますが、 神社ですね、神道の聖域にもあるというのも、 全部、生きてる人々の思い思いが生み出すのではと。 とにかく、そのような理由でお断りしています。  何かよく解らない現象や恐怖に襲われるといわれ それが神社仏閣にイコールされると、私共の不手際、 このような意味になるわけです。ですから無礼でも、 供養への、ご同席は御遠慮頂いてます。  どうしても解らないと仰いますなら、この世。 つまり物質的な三次元世界と仮定しましょう。 あの世。これは次元は不明でも、物質と相容れない そのような世界としましょう。幽霊が透き通って、 壁や扉を通過できるなら、そうともいえるでしょう。  で、取材においで頂いてすいませんが、皆様の 身も蓋も無い言い方をすれば、仕事。つまり糧です。 それを得る為に、他の方の悲しみや苦しみを、 耕してでも、作物を得たいというのであれば。  は?怒ってる?怒りますよ。あたりまえでしょう? 拙僧も御仏につかえて、修行するものですから。 当たり前ですけど、そんなバカバカしい化け物だとか 寺院として、わざわざ認めるわけないでしょう?  それとも何ですか?心が安定されない皆様の傷心を 耕して飯の種にしたいと仰るのですか?そうでしょ? しつこいでしょう?仏がおられ供養を施した寺院に、 立場は違いますが、神様がおられる神社に対して、 チンケな人間一人ごときの怨念だか、霊だかがですね 祟る?呪う?そうやって稼ぐんなら来て下さい。  今夜、供養をします。来て下さい。何があっても 私は責任は持ちませんけど。来いっていってんだよ。 いい加減な気持ちで来たんだろう?仕事って言葉なら 誰の心を踏み躙ってもいいって、思ってんだろう? 来いよ。 こんな寺、最初から無いんだよ。  お前ら阿呆が来るのを待っていたんだよ。
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