第1章

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乙女ゲームのことは少しくらいなら知っているが、なにせ彼氏いない歴=年齢の私の為、知っていることは数少ない。 あとで美咲に聞いてみよう。 とりあえず、今は件の柊君だ。 私が知らないとなると、彼は攻略対象に違いない。 今のうちに情報を集めて、知っておかなければ。 「美咲。ちょっと柊君のことについて教えてほしいんだけど・・・」 「別にいいけど・・・。なんか今日のあーちゃん、変だよ?柊君の事も知らないって言ってたし」 「そ、そのー、今日の朝、ベッドから落ちちゃって、少し記憶が混乱してるんだ・・・」 「なーんだ。そうなんだー。いいよ、教えて差し上げよう」 美咲も皐月と同じで、私の嘘に引っかかってくれた。 恩にきるよ、美咲!
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