第1章

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しかも殺伐とした雰囲気をかもしだしており、早くこの場を退散しないと、女の子達に殺られそうだ。 「美咲。早く教室に行こっか」 「そうだね。なんか後々大変な事になりそうだもんね」 人だかりのところへは行かずに、隅を通って行く。 美咲と歩いていると、そこへーーー 「ーーー柊ー!こっちを向いてーー!!」 いかにも自己主張が強そうな女の子が、こっちに向かって突進してきた! こ、このままでは、私と美咲があの子の巻き添えに! 「美咲!危ない!」 「キャッ!」 美咲を押して私から離れさせた瞬間に、私にも衝撃がきた。 右を見ると、先程の女の子が。 私は、女の子に押されるまま、人だかりの中に。
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