43人が本棚に入れています
本棚に追加
/311ページ
「柊く・・・、篠宮君!あの!降ろしてもらってもーーー」
「ダメ。保健室に入るまでは」
「いやいやいや。大丈夫だから!お願いだから、降ろしてー!」
「・・・そこまで言うなら」
不服そうだったが、人だかりを抜けたところで降ろしてくれた。
よかった。
この人、話が通じてくれて。
その時、美咲の声が聞こえた。
「あーちゃん!!」
「美咲」
血相を変えながら、美咲が走ってきた。
どうやら相当心配してくれたらしい。
最初のコメントを投稿しよう!