第1章

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「あーちゃん、よかった!無事だったんだね!」 「あぁ、うん。篠宮君が助けてくれたんだ」 「柊君が?」 そう言って美咲は、篠宮君を見る。 彼はまだ不服そうな顔をしていた。 「ありがとう、柊君。あーちゃんを助けてくれて」 「・・・別に。俺はただ、あそこに1秒たりともいなくなかったから」 「・・・・・・やっぱりモテる男は辛いんだね」 「・・・美咲。ますます不機嫌になってるから、それ以上は言っちゃダメ」 「モテる」は篠宮君にとって禁句なのか。 モデルさんだし、なんか嫌なことでもあるのかもしれない。
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