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とりあえずお礼は言わないと。
「ありがとう、篠宮君。助かったよ」
「・・・気にしなくていい」
態度は素っ気なかったが、彼の優しさが伝わってくる。
実はいい人?
「ーーーあーちゃん、ヤバイよ!もうすぐ予鈴鳴っちゃう!」
「え!じゃ、じぁあね篠宮君!」
私と美咲は、ダッシュでその場を離れた。
本当は予鈴なんて、まだ先に鳴るんだけど、美咲が気をきかせてくれたみたいだ。
今回は感謝。
私と美咲は走りながら、少しだけ話していた。
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