第1章

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*************** 篠宮君と別れたあと、教室に一直線できた。 扉を開けると、そこには変わらないクラスメイト達がいた。 「おはよーっす、柊と美咲ちゃん!」 「おはよー、葵と美咲」 「柊ー!頼む、ノート見せてくれー!」 ちっとも変わらないクラスメイトに、少し拍子抜けしてしまった。 「あんた、また忘れたの?今回は貸してあげるけど、次はちゃんとやってこいよ」 「恩にきるぜ!」 「葵ー、私にもお願い!」 「仕方ないなー。2人で仲良く見てよ」 何故だか知らないけど、去年から女子も男子も私に寄ってきて、いろんなことを話す。 大抵、男の子達が寄ってくるのは、美咲の好感度上げだと思うけど。 自分の席に着こうとすると、隣には誰もいない机が。
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