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篠宮君と別れたあと、教室に一直線できた。
扉を開けると、そこには変わらないクラスメイト達がいた。
「おはよーっす、柊と美咲ちゃん!」
「おはよー、葵と美咲」
「柊ー!頼む、ノート見せてくれー!」
ちっとも変わらないクラスメイトに、少し拍子抜けしてしまった。
「あんた、また忘れたの?今回は貸してあげるけど、次はちゃんとやってこいよ」
「恩にきるぜ!」
「葵ー、私にもお願い!」
「仕方ないなー。2人で仲良く見てよ」
何故だか知らないけど、去年から女子も男子も私に寄ってきて、いろんなことを話す。
大抵、男の子達が寄ってくるのは、美咲の好感度上げだと思うけど。
自分の席に着こうとすると、隣には誰もいない机が。
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