第1章

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「今日は、以前から言っておいたとおり、全校集会があるからなー」 先生の話を適当に受け流すして、少しだけ隣を見る。 ・・・・・・篠宮君は、机に突っ伏して寝ていた。 ミルクティー色の髪が、風に揺られて、そよそよと動いている。 何だか気持ちよさそうだ。 「それじゃあ、朝のHR終!」 先生の話が終わると、クラスは一気に騒がしくなった。 隣で寝ていた篠宮君も、騒がしさで起きたらしい。 「あーちゃん!田中君が呼んでるよ。なんか、生物のことについて教えてほし言って」 「わかった」 私は席を立ち、田中君のもとへ向かった。
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