第1章

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ーーードスンッ! 「・・・・・いったー・・」 ベッドから落ちて、目が覚めた。 これこそ最悪の目覚めである。 『お姉ちゃん、何してるのー?』 下から、弟の皐月の声がする。 私は痛む腰をさすりながら、カーテンを開ける。 「なんだったんだろ・・・あの夢」 いきなり乙女ゲームの世界へ転送するとか言われ、転送・・・されたのかどうかは定かではないが、とりあえず携帯を開く。 そこには、友人の三咲からのメールが一通と、・・・・・・何故か入れたはずもない知らないアプリからの通知。
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