第2章

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篠宮柊との出会いから、2日後。 ただいま校門前では、月に1度の制服検査が行われていた。 そこには数人の風紀委員と、2人の教師がいた。 「うーー。やだよー!制服検査なんてー」 「しょうがないよ。これだけは逃れられないんだからさ」 さっきから美咲は隣で駄々をこねている。 そんな美咲をなだめるのが私の役目だった。 「だって、あーちゃんだって嫌だよね?」 「そりぁ嫌だけど、逃げたら負けな気がするし・・・」 「だよね!ーーー立花先生が、一番嫌だよね!」 「・・・・・・は?」
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