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「最初に手を出してきたのは君の友達なんだから、何をされても文句言える立場じゃないってこと、わかってるよな?」
「わ、わかりました。わたしが勝ったらどうなるんですか?」
「勝った時のこと決めてくれていいよ。」
「じゃあ、唯のことを許してあげてください。そして、二度とわたし達に関わらないでください。」
それを言ったとき、少し悲しそうな顔をしたような気がした。
「わかった。それでいい?」
だが、すぐにいつもの顔に戻る。
気のせいみたい。
「わたしは大丈夫です。か、仮にあなたが勝った時はどうなるんですか?」
「あなたじゃなくて、誠弥。」
「む、無理です!先輩ですし、そんなに仲良くもないのに、、、」
「そこ、距離開ける必要ないでしょ?」
「わたしは勝ちたいんで、距離はあけます!」
そう言うと、不機嫌な顔でわたしに近づいてきた。
それに逃げようと後ずさりするが、すぐに背後には壁があった。
横に逃げようかと思ったが、先輩の手で防がれた。
こ、これがあの有名な壁ドン!?
ってそんな場合じゃくて、、、
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