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「じゃあ、君が代わりに償ってくれる?」
口角は上に上がってるが、笑っていない。
「ングッ、、、、」
顔の骨がミシミシと音をたてる。
どんだけばか力なのよ!
本当に潰す気!?
あまりの痛さに涙が溜まる。
女の子の顔をこんなことするなんて許せない。
わたしは涙目になりながらもそいつを睨む。
すると、急に手の力を弱め、手を離す。
「君、いい顔するね。」
頭がグチャグチャのわたしに話しかけてくる先輩。
「名前、なんて言うの?」
その問に急に頭が冷えて冷静になれた。
「お、教えません。」
「ち、ちょっと、美愛?」
唯が名前を教えるようにと
わたしの名前を呼ぶ。
「女の子にこんなことする男の人とら関わりを持ちたくないです。」
キッパリと自分の意見を言う。
「へぇ、面白いこというね。でも、その強がりがいつまで続くかな?」
そんな意味深な言葉を残してその場からいなくなった。
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