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「あのぉ――すっげぇ、言い難いんだけど……そのまま、
直に、触ってくれねぇか?」
その時になって実咲は、自分がアクエリアスの件で
会社を辞めるとごねた時、
柊二が恥を忍んで打ち明けてくれた事を思い出した。
『――アレ以来男相手じゃなきゃ自慢の息子が――』
「……触るだけでいいの?」
そう聞き返して来た実咲は、
さっき股間を触らせられただけで頬を赤らめた
純情そうな娘の表情ではなく、恥じらいの中にも
グッと男をそそる妖艶さみたいな色香を漂わせていて。
「さ、き――?」
想定外の形勢逆転。
今度は実咲が柊二を組み敷いた。
そして、ゆっくり柊二の上半身を裸にし、
首筋・鎖骨・厚い胸板・ツンと勃ち上がりかけている
胸の突起・脇腹、目につく所全てに
数多のキスを降らせていく。
「あ――ん……はぁ……さ、き、……」
「セッ??は2人で気持ち良くならなきゃ意味ないでしょ、
だから、柊二さんも私に遠慮はしないで」
上だけではなく、下半身を覆っていたスラックスと
下着も実咲によってあっという間に脱がされ、
間髪をいれず柊二の秘所は温かい粘膜状の所へ包まれた。
「うわっ、ちょ、バカ、そんな――あぅ……」
「ひもひい?しゅーひはん(気持ちい?柊二さん)」
もう、柊二の口からは切な気な吐息と時折漏れる
喘ぎしか出てこない。
口一杯に柊二を頬張り、熱のこもった上目遣いで
柊二を見上げる。
「ちょ、と待てっ、そのカオは反則だろ?エロすぎるぞ、
さき……」
「フフフ――しゅーひはん(柊二さん)、
おっひふはっへふ(大っきくなってる)……」
「……コラ、このオレ様を煽った責任はきっちり取って
もらうからな、覚悟しろよ……」
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