手痛い失敗

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「――しゅじさ?」 「そのままじっとして」  柊二は四つん這いにさせた実咲の後ろへ回り込んだ。 「しゅじさっ――な、何をっ、そんなとこ汚――っ、  ぅそ……」  柊二は実咲の双丘を指で押し開き、これから自分を  埋めるその部分へ丁寧に舌を這わせる。 「や、恥ずかし――は、ぁっ……」 「でも、痛いのは嫌だろ?……ほ~ら、だんだん解れて  きたし――」  柊二が舌を動かす度、その部分からたつ水音が更に  実咲の羞恥を増幅させる。 「聞こえた?もうこんなに濡れてる……」  と、柊二は嬉し気に目を細める。 「あ、は、ぁん……」  ……なんだろ?この感じ、背中、ぞくぞくする。 「んじゃ、そろそろいいかな――」  次の瞬間襲ってきた、全ての臓器を押し上げてしまい  そうな衝撃に実咲は思わず息を詰め背をしならせた。 「はぁ、っ、ん ――」 「Wow(わぉ)――きっつ、きつ、半端ねえ……」  柊二の刻む律動は実咲の反応を見ながら変わる。     足の位置を変えたり、挿入する角度を変えたりと、  実咲の反応する部位を探っているようだった。  お互いに向かい合わせになった事で実咲の柊二との  繋がりも一層深まり、  実咲は歓喜にうち震えるよう小さな喘ぎを漏らす。 「ふ、ぁ……あ、ぁ……」  実咲をしっかり抱き止め柊二はゆっくりペースを  上げていく。 「はぁっ――しゅうじぃぃっ……」 「はぁはぁはぁ――んくっ、ヤベ……イ、ク――っっ」  自分の中で熱が放出されたのがはっきりと分かった。  薄いスキンに隔てられた柊二の熱は確かに実咲の  中で弾けた。  そうして、何も言えずに息を切らしている2人は  荒い息のまま唇を重ね合った。
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