キスフレ2nd Vol.17

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一瞬にして、空気が固まった。 もしかしたら、阿部さん???? 「だれだろ?」 脱いだトレーナーを再度着て、 玄関へと向かう彼の腕をつかんだ。 「あたたたたあたし行くから!」 「いや、その前にブラしろよ」 冷静に小栗が言う。 クールな対応に、恥じらいを感じる時間もなし。 ハイスピードで慌てて服を着ながら、廊下を歩く小栗の腕に絡みついた。 「ちょっと、重いんだけど」 「あ。いや、くっつきたいなーって、えへ?」
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