キスフレ2nd Vol.17

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無理やり笑顔を張り付ける私をみて、小栗の顔がゆがむ。 壁に両手を押し付け、私の顔に近づいた。 「なんか...隠してない?」 「なんにも?隠してないよ?」 じいっと瞳の奥を覗き込まれた。 怒ったような表情の小栗の瞳の中に、 ぎこちない笑いを浮かべた私が映っている。 再度、玄関でベルが鳴った。 彼の腕を押しのけようとしたら、 何かを感じたのか、ダッシュで、玄関へと走りだした。 「きゃーーー!!!」 叫びながら追いかける。 タッチの差で、小栗がドアのノブをつかみ開けた。
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