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一歩遅れて彼の背中に張り付いた。
小栗の足の隙間から、黒い革靴が見える。
きちんと説明をしなかった自分に、後悔の念が押し寄せる。
いきなり、
ストーカー元彼との対面を、果たした小栗は何というのだろうか。
「あの、小栗、これはね」
説明をしようとした私。
ひょっこりと出した顔は、メガネ男子東雲明夜.....。
「お、佐藤?」
「り!リーダー???」
「あの、....どちら様ですか?」
怪訝な表情を向ける小栗に、名刺を出すリーダー。
既に出勤スタイルで、髪がきれいになでつけられている。
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