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「あはは、確かに!悠人、暗記ものだけは得意だったよね、昔から!」
「…………」
会話が止まり、悠人が目をこれでもかって見開いてこちらを見ていた。
「……な、何?」
「いや…名前、久々呼ばれたなと思って」
「?」
「ほら、いつの間にか`城戸くん´だったろ。子どもの頃は悠人って呼んでたのに」
「…!」
しまった!
心の中では悠人って呼んでるからか、昔を思い出していたからか、自分でも悠人を名前で呼んだことに気づいていなかった。
「ご、ごめん!気をつける」
「は?なんで?いいよ、悠人で」
じっと真っ直ぐ向けられる視線。
続けて悠人が何か言いかけた、
その時。
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