第1章
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ぱたぱたとしっぽをを振り、 その場をくるくる回る小太郎。 おーい、君の飼い主は私ですよー。 心の中で呼びかけていると、 ぐいっと右腕をひかれ立ち上がらされる。 「ほら、行くぞ」 小太郎ではなく私にそう言い、引きずられるようにして、庭から外へと出たのであった。
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