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「なんか昨日お前のお袋さんが倉庫の片付けしてたらバーベキューセットがでてきたらしくて、バーベキューしないかってうちに電話があったんだよ。そんで今に至るってわけ」
「あ…そうなんだ」
今の状況にまったくついていけず
呆然と立ち尽くしていた私に、
悠人が簡潔に説明してくれて納得。
って、お母さんってば!
いつも突然なんだから!
ちゃんと前もって教えてよ!
「とりあえず着替えてきたら?」
「へ?……!!」
悠人の言葉で我にかえり、今自分が寝起きの姿のままであることを思い出し、かーっと顔中赤くなるのがわかった。
「き、着替えてくる!」
ばたばたと2階の自分の部屋に上がり
ドアを閉める。
は、恥ずかしい!
頭ぼさぼさだし。Tシャツに短パンなんてラフすぎるし。いやいや、そもそもブラジャー着けずに寝る派だから、今つけてないし。
悠人気づいてないよね!?
ぐるぐる回る心の声と葛藤しながらも、なんとかひとまず顔を洗い、着替えをすませ、薄く化粧をして、再びリビングへと戻って行った。
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