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これが一ヶ月前の、俺と晴己さんの出会い。
初めて男の体を知った俺が、その快楽へと堕ちるのは簡単だった。
そして不思議と楽になってた。
周りとは違うという疎外感が、別にいいんだという軽いものに変わってた。
それから俺と晴己さんの体の関係が始まって。
でも、決して俺からは連絡しない。
晴己さんが俺を欲しくなったときだけ。
そう、切り出したのは俺からだ。
「晴己さん。」
「…………なに。」
カフェを出た俺達は、いつもの流れで俺の1人暮らしをしているマンションへと向かい、部屋に入るとすぐに、俺は晴己さんをベットへと押し倒す。
無抵抗でベッドに沈む晴己さんに覆い被さって、鼻と鼻が触れあう距離まで顔を近づけた。
「もう俺が欲しくなったんですか?」
最後に晴己さんと体を重ねあったのは三日前。
ここまで間を開けずに連絡が来たのは初めてのことだった。
「……磯外。」
いつもは最低でも5日は開いていたのに、予期せぬ呼び出しのメールが届いて俺は驚いたと同時に嬉しかった。
晴己さんが呼ぶ俺の名前が、甘く痺れて俺の耳を麻痺させる。
「……早くシて。」
どうしようもなく、甘く。
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