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完璧な胸板を惜しげもなく曝け出し、和希は大きく伸びをする。
何度も見慣れた光景に毎朝ドキドキする私は、きっと和希を好き過ぎるんだと思う。
「赤くなってるとこ悪ぃんだけどよ、そろそろどいてくんね?襲われたいなら別だけど。」
「ッ!」
指先で脇腹を撫でられると、見知った感覚に身体がピクンと跳ねた。
「やっだ!すぐ起きるからっ。」
和希の腕をすり抜けてグルリとシーツを身体に巻き付けると、そそくさとベッドを降りて身支度開始だ。
「何でイチイチ身体にシーツ巻くんだよ。面倒くせぇ。」
はぁっと大げさに溜め息をつくと、
『覚えるくれぇ見てるっつーんだよ』
そう言いながらベッドを降りた和希は堂々たるパンイチで。
それさえも絵になる男って…さすがだな。
「見とれてねぇで手ぇ動かせ。」
こちらを振り向き溜め息混じりに呟くと、和希はその肉体美に服を纏った。
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