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ある日、昼間は何ともなかったシオンでしたが、夜になり、DVDを見ていた時の事。
私の横で大人しく寝そべっていたのに、突然起き上がり、プィー! プィー! と鳴き始めました。
何事かと思いきや、テレビの前でグルグル回りながら、ひたすら声を張り上げる。
テレビ画面には……プレデター(笑)
プレデターが怖いのかと思ってテレビを消すと、唸り声を上げるシオン。
ネットで調べたところ、その症状は、発情期……。
シオンはプレデターで発情したようです。実に趣味が悪い。
まぁ、普通に考えて偶然だろうと思って忘れてたのですが……。
暫くして、地上波でプレデターが放送されました。
……シオンは発情期になりました。
どうやらシオンはプレデターに恋をしたようで、プレデターが放送される度に小屋から飛び出しては、テレビの前でプイプイ鳴きながら発情してました。
きっとシオンの初恋だったのだろうなぁ……と思います。
どこに惚れたのかは全く謎ですが。
しかも、プレデターズに出てくる大きくて凶暴なプレデターは好みではないらしく、初代からの紳士なプレデター(女性、病人、子供を襲わない奴)にゾッコンだったみたいです。
姉は「プレデターとの交際なんて認めませんよ!」とシオンにお説教をしていました。
でも、シオンは諦めず、2年くらいプレデターを思い続けてきたのではないかな……。
一途な女の子でした!
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