喫茶探偵

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「あっそうだぁマリアナ注文頼めばぁ」 「あ、うん。えーっと……じゃあ、アイスティーでお願いします……」 「アイスティーですね。かしこまりましたー」 多聞は注文を受け付けると、多見男のいる厨房に戻ってメニューを伝えた。 「多聞さん、また食べたりしちゃ駄目ですよ」 璃世が多聞に注意した。 「わかってますよ一ノ宮さん。ていうか僕は食べてませんけど」 「………」 璃世は密かに思っていた。 名前呼びでいいのに、多聞さん……。 そんなこととは露知らず、多聞はまた食べてやろうと企んでいた。
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