喫茶探偵

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「オラ次、大盛クリームオンプリンチョコソースがけだ」 多見男が皿をカウンターに置いた。 自分の店で殺人?事件が起きているのにも関わらず、平然と料理を作っている。 それを璃世が運ぼうとすると、多聞がそれを制した。 「いいですよ、一ノ宮さん。僕がやりますから」 「え、でも……」 「こら多聞、またお前はつまみ食いしようって魂胆だな。今度食ったらクビにするぞ」 多聞はしぶしぶ璃世に皿を渡した。 「……大盛クリームオンプリンチョコソースがけです」 「こんな状況で食べれるわけないじゃん、何考えてんのっ」 「そうですか。それじゃあ僕が食べるしかないですね」 「なんでそうなるのよ」
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