喫茶探偵

20/26
前へ
/26ページ
次へ
「わかりまちた!」 多聞が突如叫び出した。 「なんで今赤ちゃん言葉だったの?食べ物食べてるからってそうはならないだろ!」 佳住が多聞にツッコんだ。 「わかりますた!」 「なんで2ちゃん!?」 「敦史さんは女関係が悪かった。つまり浮気がひどかったんです。それで佳住さんと毬亜奈さんは共謀し敦史さんに復讐しようと企んだ。……そして今日、敦史さんがトイレに行った隙に佳住さんがアイスティーに毒を入れ、戻ってきた敦史さんに佳住さんがアイスティーをすすめ、何も知らない敦史さんは躊躇いもなくアイスティーを飲み、貴方たちの思惑通り……敦史さんは死んだ」 辺りに気まずい沈黙が降りた。が、佳住がぽつりと静寂を破り呟いた。 「そうだよ、全部ウチがやったの」 「……やはりそうでし」 「なんて言うわけねぇだろ!!」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加