逆さまの十字架

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ガタガタと玄関の扉が開く音が響き 体が震えた 怖い!って感じたの同時に、浴室の鍵を閉めようとしたが 「……隼人、隼人」 扉は力ずくでこじ開けられてしまった せめてもの抵抗としてシャワーの栓を全開に開いたが 浩人は、スーツを着たまま濡れている俺を抱きしめた 「浩人、スーツ、ぐしゃぐしゃになるぞ」 今更言ったところでどうにかなるわけでも無いのに… 「隼人、俺今すっげえ気持ち悪いからさ 隼人が俺を慰めて」 気持ち悪いと言いながら、浩人は俺の唇を塞いだ 何度も何度も、生き物ように蠢く舌で口内を舐められ俺も気分が悪くなってきたが スーツの上から突き上げている浩人の暴力的に立ち上がっているアレを押し付けられると 恐怖と一緒に、妙な感覚を覚えた 「もう、濡らしてるのか…」 シャワーの水じゃなく、粘着性のある液体が俺のアレと密部に纒わりはじめた   嫌だ、嫌だと口では言っていても 着実に俺は浩人に支配されていた 躾が施されている犬のように主人の事を指で舌で体で喜ばせば 良い、って言われるまで アレを与えられるのを今か今かと待ちわびた
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