第1章

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「愛してる」と、囁いた言葉は  軋むベッドの音と乱れる吐息のせいで 彼には届かなかった 誰よりも愛しているのに 君だけをずっと想い続けていたのに 俺から逃げるから、捕まえてベッドにくくりつけ 心だけでなく肉体とも一緒になろうとした瞬間、彼の口から出たのは、憎悪や俺に許しを乞う言葉ばかり 俺はただ、「愛してる」って言い返して欲しいだけなのに…… 愛情と憎悪は紙一重 じゃあ、どうすれば俺の愛は伝わるのだろう …………………………… BLホラー短編集です
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