潮彩

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島の港に着いたら手配していたマイクロバスに乗り目的地へ 伊織の育った場所も海があった、んだったな? ノビノビと演れてたんじゃねぇの。だから俺が居なくても平気なんだろ。つべこべ言いやがって、結局平気なのはお前だろーが …例えば俺が他の奴に取られても、アイツは俺がそれで幸せなら、とか笑って俺の手を離すんだ それが優しさだとでも思ってやがる。相手の幸せを望めるような人間に、俺だってなれるならそりゃなりてぇ でも、なってやらねぇ 「じゃあまた後で戻ります!」 「よろしくお願いします」 伊織の居る撮影地点に到着。一度荷物を置きにスタッフの半分は俺達を降ろしたら、また車でホテルに向かう 俺とタンゴと、マネージャー二人。デカくて重い照明なんかの機材は映画スタッフに手伝って貰ってガンガン運んで行く
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