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「よっし!やるよー!」
「なんでお前はそんなにやる気あんのかなー。すごいな。」
「じゃあこれ半分ずつもっていこっか。」
「おう」
あいつは素直なとこもあるしやるときはちゃーんとやるひとだ。それはわたしもわかってる。
「でもさーお前はなんでそんなに学級委員やるの。こんなにめんどくさくてさ.大変じゃん。」
「んーなんでだろ。わたしにできることがあんまないからかな。こうやって学級委員やってるとみんなのためになるっていうかさ莉奈みたいにかわいくないし眞子みたいに頭もよくないしね。」
「へー。なるほどね。でもさお前はお前でいいとこたくさんあると思うけどな」
「例えばー?」
「んーと…」
「ないならいいよ。もう。」
少しでもキュンとしたわたしがバカだった。
「結菜ってほんと図々しいよな。」
「はー?」
「だから彼氏できないんだよ。もうちょっとかわいくしてればいいのにさ。」
「あのねあんたにいわれる筋合いないんだけど。あんたみたいに遊んでばっかりのひとより何倍もいいの!」
「一回ぐらい遊んでみればいいじゃん。俺が彼氏になってあげよっか。」
「………」
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