序章

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*** 私は、人と名の付く生き物が嫌いだった。 生まれてこの方、よくその生き物たちを見ていたつもりだが、私が見るその生き物たちはいつだって意地が汚かった。 そしてなにより、そんな汚い生き物の仲間である自分も嫌いだった。
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