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膝をついた態勢で、いくつもの箇所を弄られた。
尖っているところも尖っていないところも、触られれば発火する。
もっと刺激を呼び込もうと、映子の体は硬く硬く絞り込まれる。
「映子、映子」
羽振は囁く。
「もっと楽にして。
食いちぎられそうだ。
そう、脚も腕も力を抜いて。
大丈夫だから」
「だい、じょうぶ?」
「ほら、大丈夫だろ」
緩んだ映子に、鈍く伝わる摩擦感。
喜びが背筋を駆け抜ける。
「まったく、こんなになるなんて思わなかった」
「……わたしも……」
「映子。すごく、きれいだ」
ことばと一緒に背中を舌でなめ上げられられると、とろけるような快感があふれ出る。
あふれ出したところに、今夜一番の刺激。
映子は、声を上げることさえ出来なくなっていた。
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