第1章
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そんな彼にも唯一の救いがあった。 この世のものとは思えないほど美しい夜空。悩みすら忘れてしまうような夜空。 そんな偉大な夜空の空気を身体のそこから感じるために、彼は星空を見に行くのだった。 ほかの誰にも邪魔をされず、夜空に囲まれて自由な時を過ごす それこそが彼の幸せであり、生きがいだった。
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