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「ふぐおぉ…まさかまた訪れる事になるとは…」
「まーまー、諦めなって」
「なんで俺まで巻き添えにしてんだよ」
「それについては悪かったってほんの少しぐらいは思ってるって」
スライムをショコラ達に見せびらかしてから3日後。
俺は何故かまたユニオン兵士養成学校の正門前にいた…
「…本当にそう思ってんのか?」
「んーん、全然」
隣であはは、と快活そうに笑うショコラの手によって。
遡るまでも無い5分前。
ふと目を覚ますと馬車の中でショコラに膝枕をされていた。
流石の俺も状況が全く掴めずに困惑してるとまさかの言葉が。
『そろそろ養成学校に着くよ?』
ショコラの言った事を理解できずに更に困惑する俺。
数秒後、今までの経験からしてどうせまたなんかの面倒事に巻き込まれたんだろう…って色々と悟った。
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